「ベンチャーに転職したい!」と思っている人は、ベンチャーが求める人材、ベンチャーで活躍できる人材の特徴を知っておくとよいでしょう。
ここで挙げる特徴に当てはまっているのであれば、すぐにベンチャー転職を検討すべきだと思いますし、もしあまり当てはまっていないけど、どうしてもベンチャーで成長したいという人は、これらの特徴を意識した上で、転職面接で回答していくとよいでしょう。
ベンチャーが求める人材、ベンチャーで活躍できる人材の特徴は、以下の6つです。
- 柔軟性
- 主体性・行動力・スピード
- 指示出しだけでなく手を動かせる
- ポジティブ思考
- 結果にコミット
- 一緒にビジョン、夢を達成できるか
それでは、順番に解説していきましょう。
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柔軟性
成長中のベンチャー企業では、仕事の範囲が明確に定義されていることは少ないです。
例えば経理部門の場合、大企業であれば売上高が数千億円~数兆円であるため、経理部門の社員は数十名規模でいます。
それぞれの事業部の担当、子会社があれば連結会計担当など、細かく分かれた業務範囲の中で、正確な仕事をすることが求められます。
一方、ベンチャー企業の経理責任者は、決算全体を管理するだけでなく、監査法人とのやりとりや年度予算の策定、これまで会社に導入されていなかった管理システムの導入やそのオペレーション等、様々な業務を1人で担当する必要があります。
また、事業部門との折衝ややりとりも頻繁に発生しますし、「明確な業務範囲」は決まっていないケースが多いです。
このような環境下で、成長していくことになります。
ここでは例として経理部門を出してみましたが、他の部門や職種でも同様です。
自分の担当範囲を決めて、それ以外はやらない、というような人は、ベンチャー企業では正直に言って歓迎されません。
もちろん自分の得意領域では十分に活躍しつつ、得意領域以外の分野でもやってみるという、柔軟な姿勢はベンチャー企業では歓迎されますし、周りからの評価が高くなっていきます。
新たな仕事が出てきたときに、とりあえずあの人に頼めば何とかしてくれる、安心感がある、というようなポジションを社内で築くことができれば、さらに成長していけるでしょう。
主体性・行動力・スピード
ベンチャー企業では安定した顧客基盤や体系的な教育研修は、確立されていないことがほとんどです。
そうした状況の中でも、主体的に「今、自分がどう動けば業績が上がっていくのか、顧客に価値を提供できるのか」を前向き考えて、周りのメンバーを巻き込んでいける人はベンチャーに向いています。
ベンチャーには足りないところが多いですが、足りないところに不満を言う人は、ベンチャー企業では、仕組みの中でしか仕事のできない、使えない人と見られます。ベンチャーでは、一人ひとりにかかる負担が大きいため、育成に力を入れるのは難しい環境であり、主体的に動いて足りないものがあれば、それを作っていける人が向いています。
指示出しだけでなく手を動かせる
大企業からベンチャーに転職してきた人にありがちなこととして、指示だけ出して自分では手を動かさない(動かせない?)ことがあります。
大企業では、一定以上の中堅社員になってくると自分では手をあまり動かさず、部下や後輩に資料を作らせたりすることがあるかと思いますが、ベンチャーでそれは通用しません。
指示も出しつつ、自分で資料を作れるスキルも必要です。パワーポイントやExcelの資料も自分で作る必要があるので、それができない人はベンチャーで活躍するのは難しいかもしれません。
ポジティブ思考
ベンチャー企業ではポジティブ思考が必要です。今までに経験したことが無い仕事や解決すべき課題がたくさんあるベンチャー企業では、ネガティブ思考では仕事を乗り越えていくことができません。
ポジティブに考えることができない人は、ベンチャー企業だと疲れてしまいますし、モチベーションを保っていくことは難しいかと思います。
結果にコミット
ベンチャー企業は、まだ確立した組織ができていないことが多いので、どうしても一人ひとりにかかる負荷が大きくなります。
一人が一日でやるべきアクションリストはとても多くなり、とても忙しい状況が続きます。
そんな中で、長期的な視点で業務に取り組める大企業と違い、ベンチャーは短期間で結果を出していくことが求められます。
会社の事業を成長させるために、経営者はもちろん、社員も必死でチャンレンジしていかなければなりません。
そのため、自らオーナーシップをもって仕事を創り出し、とことん結果にコミットすることがベンチャーでは求められます。
一緒にビジョン、夢を達成できるか
最終的には、「一緒にビジョン、夢を達成できるか」が一番大事かもしれません。
ベンチャー企業の社長や経営陣が実現していきたい未来、ビジョンに自分が共感できるか、そしてそれに貢献できるか、という質問に対して、迷いなく「Yes」であれば、その会社に転職すべきでしょう。
逆に、そのベンチャーが実現したい未来、ビジョンが腑に落ちないのであれば、転職するのはやめましょう。入社してからが辛くなります。
まとめ ベンチャーで活躍できる人材の6条件
これまでのことをまとめると、ベンチャーが求める人材、ベンチャーで活躍できる人材の特徴は、以下の6つです。
- 柔軟性
- 主体性・行動力・スピード
- 指示出しだけでなく手を動かせる
- ポジティブ思考
- 結果にコミット
- 一緒にビジョン、夢を達成できるか
これらの特徴を持っている方は、ベンチャーに向いているので是非ベンチャー転職も検討してみるのがよいでしょう。
また、これらの特徴があまりないけれど、ベンチャーに行きたいという人であっても、今からでも遅くないので、これらの特徴を意識して仕事をしていけば、近いうちにベンチャーにふさわしい人材になれると思います。
まずは、行動から始めましょう。